頭がいいと思われる文章
文章は、その人の “頭のよしあし” が表れるものです。
その人の中身がとてもよくわかるという理由で、
作文を採用試験にする企業が結構あります。
このような際にも、ありきたりな「仕事について」や、
「夢」などのテーマにしてしまうと、学生もその心づもりがあるのか、
事前に練習をして来る者が増えるので、あえて、
想像もつかないようなテーマを出題されることもあります。
そのテーマについて、皆それぞれ、考えて書きますが、
中にはそのテーマについて批判をするような文章を書いたり、
小学生のような文章しか書けない人も出てきます。
その文章を、個性として採用側が考えて、選考されます。
このように、文章で人の人生が決まるということもあるほどに、
文章力というものは大切なものです。
では、どのような文章を書く人が“頭がいい人”と思われるのでしょうか?
☆文章に表れる書き手の能力とは?
自分の文章が論理的な思考かどうかが問われます。
「論理的であること」は、文章が文章として成立するための最低条件です。
他人に理解できない文章 = 論理が破たんした文章 なのです。
自分の考えが論理的かどうかは文章にしてみればよくわかります。
文章にできない考えは、まだイメージの段階であるということなのです。
主張すべき内容もさることながら、
文章を読んで「頭がいい人」と思われるためには…
最初の一行をどう書きだすか?
うまいたとえ話はないか?
エピソードをどういう順番で並べるのが効果的か?
自分の主張に説得力をもたせることに役立つ資料となるか?
以上のような事柄を考えながら作業をするため、
「頭がいい人」と言われると思います。
☆文章力で頭の良さをアピール
インターネットの普及によって、メールやホームページ、ブログ、
掲示板などに文章を書き込む人はたいへんな数にのぼっています。
また、小説やエッセイなどが公募される機会は増加するいっぽうです。
パソコンとプリンターがあれば、誰でも簡単に印刷物が作れる現代では、
文章を書くことから避けられない環境になっております。
そこで、文章力の問われるこの時代において、
読者がうなずいてくれる文章を書く人になってみましょう!
文章を鍛えるポイント
◆普段から名文に親しむ。名文選びも自分の好きな本から選ぶと入りやすい。
◆名文を書き写す。新たな発見や疑問が生まれ、
それが自分のオリジナルの型をつくっていきます。
◆名文のあらすじを書いてみる。
後日そのあらすじを見ながら、もとの文章を再現してみると、
自分のクセが見えてきます。
◆社説を書き写す。 小論文の訓練になる。
同じテーマの社説を読み比べたり、書き比べたりすると、
論理的な書き方が身につきます。
◆本を読んで、そのストーリーや魅力を紹介するコピー文を書いてみる。
◆本の内容をフローチャートにする。
論理の流れを整理する力がつき、説得力のある文章を書く練習になります。
◆日記を毎日書く。 文章を書くのに必要な観察力も同時に養うことが出来ます。
◆スポーツの決定的瞬間を描写、再現してみる。
その際に、決定的瞬間のもつ「大きさ」をいかに伝えるかがポイントになります。
◆新聞や雑誌の投書の文章を自分で削ってみる。
コツが分かったら、プロの書いた文章も削ってみます。
文章の極意のひとつに、“簡にして要を得る”というものがあります。
一語の無駄もなく、読んだ人がすっと理解できれば合格点!
さらに、読者を感銘・感動させることができると、100点なのです!
僕も100点満点、取れるように今でも努力しております。
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